関心分野との距離感について


私の関心の高いテーマの一つに、人がパフォーマンスを最大限発揮できる職場・組織・チームづくりがある(他にも2-3関心の高いテーマがある)。

これまでのキャリアは、これを軸に築いてきた。


看護師としてキャリアをスタートし、属人的な職場、医療者の技量の評価と本人への還元の仕組みについて興味を持った。ここが原体験のように思う。

長くなるので割愛するが、紆余曲折を経て、現在(ついに?)経営改革の一貫としての組織改革に関わっている。対象は日本のみならず、グローバル全体なので、価値観も千差万別。話していて自分の”普通”を何度も覆させられて日々発見があり面白い。

 

この領域は年々ホットになっていると感じており、従業員エンゲージメント・ダイバーシティ・人的資本経営などホットトピックが次々と出てくる。

COVID-19によりリモートワークが加速し従業員のマネジメントやチームビルディングに関心が向き続けているのも大きな社会的背景だ。

 

これまで関心を持ち続けていたトピックを扱える充実感がある一方で、築いてきた専門スキルである医療機器開発に関われないもどかしさや喪失感があると嘘になる。

つまり、このトピックに関わる距離感をまだ掴めていないのだと思う。

一個人として、チームや組織づくりに関わる方法はいくらでもある。ビジネスを担当していも自分のチームの組織づくりは仕事の一部になり得る。

他方、経営企画やHRの立場から職場全体の組織づくりに責任を持って取り組む仕事もある。

この、絶妙に自分がやりたいこととの距離感が定まらず揺れ動く時期はもどかしいものだが、しばらくはいまの自分と付き合ってみようと思う。

そして揺れ動きながらも、それはそれ、これはこれ。

仕事には全力で貢献し結果を出す精神。