ブログはじめてみます
以前から140字には収まらないことを発信する場所が欲しかったのですが、いろいろと悩み進まず。やっと開設にいたりました。 今回は、タイトルの通り、日本の会社で働きながらミラノに留学に来ている話を書こうと思います。
社会人大学生
私は現在慶應義塾大学大学院のシステムデザイン・マネジメント研究科の修士課程に所属しています。 受験当初はMBAへの進学を考えていたのですが、テックマネジメントおよび広義のデザインに興味があったので、それらが学べそうなこちらの研究科を受験しました。 社会人大学院にいこうと思ったきっかけは「ああ私はこれから独りで生きていかなければなんだな」ということと「職業や仕事の選択における自由度を上げたい」ということを考えたからなのですが、長くなるので別の機会で書こうと思います。文字面ほど暗い話じゃないので安心してください。
交換留学中でミラノに在住
所属する慶應の交換留学制度で現在ミラノ工科大学に在籍させてもらっています。 元々受験時から、留学制度をもつ修士プログラムを探していたのですが、ちょうど入学時からCOVID-19状況下となり、、、 なんとか修士2年生の最後のセメスターで、念願の留学に来ることができました。
ミラノ工科大学ではEngineering Managementコースを選択しており、私はMBAの授業であるInnovation関連の授業を取っています。 工科大学ということもあり、テック企業を題材にしたイノベーション創出に関する理論や、私の専門であるヘルスケア領域におけるイノベーション創出に関して学んでいます。 特にStrategic Innovationという授業では、主に大企業におけるイノベーション創出に関する理論を学んでいますが、間接的にスタートアップ企業に関する特徴や在り方、世の中への影響を俯瞰して学ぶことができ、自分の置かれた環境ともリンクしやすく、大変学び深い時間となっています。
また、ミラノ工科大学はインタラクティブな授業を重視し、政府規制を守りつつ、現地での授業実施を積極的に実施しています。現在、クラスの9割程度の学生は現地で授業を受けています。(国によってワクチン供給が追いつかない学生のために、新入生に対してワクチン接種をする体制も整っており、気合を感じました。) 慶應での学生生活は、9.99割オンラインでしたので、ここに来てキャンパスに通うことができ(慶應ではないのが残念ですが)喜びもひとしおです。
留学中も社会人してます
所属する慶應の研究科は社会人大学院のため、M1から留学まではフルタイムで仕事をしながら学生をしていました。 社会人大学院生は大変ですが、気合でどうにかなります。
一方、欧州に留学となると、「え、それできるんだ」となると思いますが、これはひとえに家族と所属企業の理解のおかげでしかありません。 私は仕事でプロジェクトをリードする立場にあるのですが、個人の我儘を受け入れてくれるチームメンバーをはじめとするアイリスの皆さんに本当に感謝です。 留学先は社会人大学院ではないため、授業もなかなかのボリューム。そのため、現在は稼働ペースもフルタイムから落とし、時短 & 時差 & 欧州から勤務というトリプルハードモードでやらせていただいていますが、キャリアを中断させずに海外で学べる環境というのは非常にありがたいなと思います。 なお、留学にあたって、特にアイリスのコーポレート部には本当にお世話になっています。一人の我儘によりたくさん仕事を増やしてしまいましたが、労務面や税関連などはもちろん、精神面でも多くサポートいただき感謝しかありません。安全に無事に帰り直接お礼をお伝えしたい。
家族にも感謝
前述の通り稼働ペースを落とし、家計は苦しくなる(のと、夫1人には広すぎる家だった)ので、夫と相談して住んでいたマンションは解約しました。 そして夫は私の実家(@東京)に住んでいます笑。 ますおさん状態(しかも妻不在)という他人からはなかなか理解されない状況ですが、この状況を受け入れ、応援してくれる夫とそして両親たちには感謝です。いつか夫が破天荒なことを言い出しても、私も全力で応援したいと思います!
まとめ
周りのサポートのおかげで成り立っている今の状況なので、あまり再現性はないかもしれません。
実は、大学院進学と留学は、社会人1年目から頭の片隅に「いつかしたい」と置いていた目標でした。 社会人7年目になるいままで、絶えずここに向かって努力したかというと決してそうではないのですが、直接的な努力はしてなくても意識/無意識的に種まきをしていれば、準備ができたとき叶うものだなと(結果論ですが)思いました。
いまも次の目標を頭の片隅に置いて、次の種まきをはじめています。
なにか参考になれば嬉しいです。